名古屋大学
生物機能開発利用研究センター
植物ゲノム育種 研究室
(佐塚研究室)
<生命農学研究科協力講座>
2025. 3.14 update
Established in 2019
(学生向け)研究室関連話題など
(↓研究室に興味ある方におススメ↓)
2025. 3. 12
2024/11/9、東京ベルサール半蔵門/オンラインにて、「JST未来社会創造事業 第3回公開成果報告会」に佐塚が登壇しました。
その講演はYoutubeに公開されました。
https://www.youtube.com/watch?v=bYzupetmgMQ
2025. 1. 1
1/10-1/15, サンディエゴで開催されるThe International Plant and Animal Genome Conferenceにて、岡田助教が発表予定です。
2023. 5. 8
JSTnews 5月号に研究室の記事が掲載されました。
https://www.jst.go.jp/pr/jst-news/backnumber/2023/202305/pdf/2023_5_p8-11.pdf
2023. 6.27 ns
ソルガム圃場のドローンなどの動画がYouTubeにアップされました(産学共同研究の様子)。
https://www.youtube.com/watch?v=12PK5KXcYeM/
https://www.youtube.com/watch?v=mLrLDYVDVyg
PLANT BREEDING✕
GENOME
ゲノム情報は、いうまでもなく生物が生命活動をするためのデータとプログラムです。植物ゲノム情報の解読は、2000年のシロイヌナズナ全ゲノム配列決定を発端とし、現在では主要な植物の多くは全ゲノム情報が解読されました。この植物ビックデータは、身近な植物だけでなく、最近では現代社会の課題解決によって未来を担うエネルギー・バイオ産業作物まで幅広く蓄積されてきています。
21世紀に入り、20世紀までには考えられなかった様々な社会課題が噴出しています。例えば、二酸化炭素削減、原子力を代替するエネルギー開発、海洋ブラスチックごみ問題、農業の担い手の減少などです。20世紀まで、植物科学は知的好奇心を満たすため、農学は主に食糧問題解決のために研究を進めてきたわけですが、21世紀に生きる我々は、これらの現在社会の課題解決のために新しい作物研究をする必要があります。ここでは、従来の研究とは異なり、この植物ビックデータをどのように効率よく活用するのかが重要であり、研究の鍵となるはずです。
私たちの研究室のキーワードである「育種」は「ものづくり」です。ものづくりとは「作りたい目的」があって作るもの。従来は、例えば、種がたくさん実る、とか、食べておいしいなど、食の課題が20世紀までの育種の主な目的でした。しかし、我々はこの育種の「ものづくり能力」に注目し、現代社会の課題解決に最適化した品種を作りたいと考え始めました。
それはゲノム情報というビックデータに裏打ちされた、「ゲノムデザイン」という新しいものづくり(植物ゲノム育種)の始まりでした。
